季節の節目ごとにスーパーに並ぶ、いろとりどりの果物。ふるさと納税などでも各地で旬の果物などを返礼品にしているところも多いですよね?
果物によっては足が早かったりと、余ってしまうといった経験をした方も多いのではないでしょうか。今回は、ジャムに適した果物・適さない果物を詳しくご紹介していきたいと思います!
ジャムとは?
普段何気なく口にしている「ジャム」ですが、一体どういったものなのでしょうか?
ジャムとは、果物やその果汁に10%から同量程度の砂糖や蜂蜜を加えて煮詰めた保存食品です。
日本農林規格によるとジャムの糖度は40度以上と定められているようです。
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ジャム作りに必要な材料
基本的なジャムを作る時の材料と調理器具は以下の通りです。果物によっては、必要に応じてペクチンパウダーを用意しましょう。
材料
- 果物
- グラニュー糖
- レモン果汁
- ペクチンパウダー(必要な場合のみ)
調理器具
- ホーロー鍋(あれば)※酸を含む果物はアルミや鉄、ステンレスより適しているため
- 木ベラ
- 保存用のガラス瓶
- スケールまたは軽量カップ
- 包丁
- トング
ジャムに適している果物
基本的にどんな果物でもジャムにはできるようですが、よりとろみがつきやすいという観点で、ペクチンが多く含まれている果物が適しているとされています。
- りんご
- レモン
- オレンジ
- グレープフルーツ
- もも
- イチジク
- クランベリー
ジャムに適していない果物
ジャムに適していない果物というより、ペクチンの量が少なく、普段口にしているとろっとしたジャムよりもさらさらしていてペクチンなしではとろみがつきにくい果物は存在します。
- キウイ
- メロン
- 梨
- 柿
- いちご
- あんず
- バナナ
いちごはジャムの中でも定番のようなイメージがありますが、ペクチンの含有量が少なく、とろみがつきにくい果物というのは少し意外ですね。
ペクチンが少ない果物であっても、ジャムとして市販されているものももちろんあります。
ペクチンが少ない果物でも大丈夫?
ペクチンの含有量が少ない果物でも、ジャムを作ることは可能です。
その場合は、市販の「ペクチンパウダー」等を使うことでとろみをつけることができます。「ペクチンパウダー」を使用しない場合は、かなりさらっとした口当たりのジャムになります。
また、市販のペクチンを使う意外の方法として、ペクチンを多く含むりんごなどの柑橘類の芯などを、ジャムを作る時に一緒に加えるととろみを補うことができるそうです。
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まとめ
ジャムにできない果物というより、ジャムに適していない果物はペクチンの含まれている量が少ない果物(キウイ、メロン、梨、柿、いちご、あんず、バナナ)などです。
ですが、市販のペクチンやペクチンの多い果物と併用することでとろみをカバーすることができますので、いちごなども手に入れやすいジャムの1つです。
是非、季節の果物が余ってしまった場合などに、ペクチンが少ない果物であっても調整が可能ということを覚えておきましょう。