最近急激に気温があがり、朝から半袖でも過ごせるような陽気になってきました。そうなると気になるのが、食品の保存について。
今回は、開封後のハチミツの保存や保管方法について詳しくご紹介していきたいと思います。
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開封後のハチミツの賞味期限
ハチミツを開封した後は、ラベルに表示のある賞味期限までに使い切るようにしましょう。
ハチミツは非常に保存性の高い食品のため、開封後、1~2週間で消費しなければいけないといった足のはやいものではありませんが、時間の経過とともに風味や香りが落ちることがあります。
そのため、美味しく食べられる賞味期限を目安に使いきるようにしましょう。
開封後のハチミツの保存場所
開封後のハチミツは、ジャムなどのように冷蔵庫で保存する必要はありません。
常温で、できれば18℃以上ある場所で保存するようにしましょう。15℃前後の気温の場所にハチミツを置いておくと、「結晶化」と言ってハチミツが固まる現象が起こります。
品質に問題はありませんが、使う際に不便なため、必ず常温で保存しましょう。
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夏場の保存方法
夏場になると、室温が高くなり食品の保存について余計に気がかりになりますよね。ですが、ハチミツは夏場であっても常温での保存・保管が可能です。
直射日光が当たらない常温で保存するようにしましょう。
開封後のハチミツの保存時に気をつけること
ハチミツ自体に食品のくずなどが入っていないか
開封後、ハチミツ自体に食品のくずなどがついていないか確認しましょう。
保存時に食品のくずなどがハチミツに混ざっていると、そこから雑菌が繁殖し稀ですが腐ってしまうこともあるため、必ず清潔な状態にしてから保存・保管するようにしましょう。
容器の蓋や口に食品のくずなどが入っていないか
ハチミツと一口に言っても、様々な容器に入ったハチミツが存在します。瓶のもの、チューブ状の容器に入ったもの、小分けになったスティックタイプのものなど様々。
どの容器に入ったハチミツであっても、開封後、必ず蓋や口の部分に食品のくずなどがついていないか確認しましょう。トーストやコーヒー、カレーなどハチミツを使うシーンもたくさんありますので蓋や口をふき取ってから保存しましょう。
保存時に食品のくずなどが容器についていると、そこから雑菌が繁殖し稀ですが腐ってしまうこともあるため、必ず清潔な状態にしてから保存・保管するようにしましょう。
開封後のハチミツは冷凍保存できる?
実は、ハチミツは0℃~14℃あたりがいちばん「結晶化」が起きやすい温度になります。
逆に、家庭用の冷凍庫であれば一般的には-18℃以下に設定されており、ハチミツは結晶化したり凍ったりもしません。業務用の更に設定温度が低いものであれば別ですが、ご家庭の冷凍庫であれば開封後のハチミツを入れても凍りません。
もちろん、冷凍庫での保存も可能ですが粘度が高くなってしまうこともあるため、賞味期限をのばす(保存性を高める)といった点では冷凍庫はおすすめできないそうです。
結晶化を防ぐためという観点であれば、0℃~14℃までの室温の場合、冷凍庫に入れた方が結晶化を避けることができるので良いかもしれませんね。
開封後のハチミツの正しい保存・保管方法まとめ
ハチミツは、基本的に常温での保存・保管が最適です!ただし、冬場などの寒い時期はハチミツが「結晶化」しやすくなってしまうため、-18℃以下の冷凍庫などで保存した方が良い場合もあります。
季節ごとに臨機応変に保存する場所を変える必要がありますが、冷蔵庫での保存・保管は「結晶化」がしやすい温度のため冷蔵庫での保存はNGです。