焼きたてのトーストに合わせると美味しいパンのお供「はちみつ」。
今回は、黄金色に輝き見た目にも美しいはちみつの中でも、トーストに合わせたい「はちみつ」をご紹介していきます。
【花の種類でみる】はちみつの種類
はちみつと一口に言っても、いくつか種類があるのをご存じでしょうか?はちみつは、大きく分けて以下の2つの種類に分類されます。
単花蜜(たんかみつ)
単花蜜とは、読んで字のごとく、全体の大部分を1種類の花の蜜だけから作られたはちみつのことを指します。
百花蜜(ひゃっかみつ)
百花蜜とは、百種類の花から集められた密という意味ではなく、1種類ではなく複数の花から集められた蜜でできたはちみつのことを指します。
はちみつがとれるの花の種類
はちみつが獲れる花の種類はたくさんあり、花の種類によって「まろやかさ」「色」「甘味」「酸味」などが違ってきます。以下ははちみつの獲れる花の一例です。
- レンゲ
- アカシア
- ソバ
- リンゴ
- ミカン
- マヌカ
【加工方法からみる】はちみつの種類
純粋はちみつ
純粋はちみつとは、一切手が加えられていないはちみつのことを指します。
天然成分100%の「純粋はちみつ」は、水分含有量23%以下、果糖・ぶどう糖の含有量が合計で60g以上など、厳しい品質の基準をクリアしたものだけが「純粋はちみつ」と呼ばれます。
加糖はちみつ
コストを抑えるために、水あめや果糖、ショ糖などを足し加工したものが「加糖はちみつ」です。100%天然成分の「純粋はちみつ」と比べると栄養面で劣ってきます。
値段がそこまで高くなく、手にしやすいので気軽に楽しめますが、はちみつ本来の栄養効果であったり殺菌作用というものはあまり期待できません。
精糖はちみつ
はちみつそのものに含まれるタンパク質やビタミン・ミネラル類を特殊な膜で取り除いたものを「精製はちみつ」と呼びます。はちみつ特有の色や香りは感じることができません。
精製と名前につくため、高品質なイメージをしてしまうかもしれませんが、実際には作られる過程において栄養素を失ってしまうため、そのまま楽しむというよりは、調味料としての使い方がメインになってきます。
はちみつの選び方のポイント
では、数ある種類の中からはちみつを選ぶ時には何に気を付けて選べばよいのでしょうか?
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「純粋はちみつ」かどうか
先にご紹介したように、はちみつには加工する段階で3つの種類の分けられます。
この中でおすすめなのはもちろん純粋はちみつ。天然成分100%のため栄養価も高く、とても濃厚な味わいです。
純粋はちみつは、加糖はちみつや精製はちみつより値段がはります。ですが、栄養価や味わいの良さを求めるのであれば「純粋はちみつ」を選ぶと良いでしょう。
「原産地名・原料名・採蜜花名」
必ずしも国産でなければ美味しくないということはないですが、原産地が選ぶ決めてとなったり、はちみつを使う目的やかけるものによって合わせが良いかどうかを確かめてから選ぶのがポイントです。
「養蜂場」の記載があるかどうか
どこの養蜂場で作られたかしっかりと明記してあるものであれば、安全面や品質が担保されている傾向にあるため、おいしいはちみつかどうかを見分ける1つのポイントとなります。
アカシア花はちみつ
はちみつと言えば「アカシア」のイメージがある方も多いのではないでしょうか?アカシアは日本の代表的なはちみつの1つで、長野や群馬、北海道や東北など寒い地域が原産地です。
上品ですっきりとしたクセの少ないはちみつで、はちみつ独特の甘ったるさが感じられずトーストに合わせても最後まで美味しく食べることができます。
ミカン花はちみつ
柑橘系のさわやかな香りが特徴的なミカンはちみつは、トーストにはもちろん、紅茶などに甘さを足す時にも相性バッチリなはちみつです。
リンゴ花はちみつ
ミカン同様、香りが豊で濃い黄色をしているのが特徴です。パンに合わせることでリンゴのフルーティーな香りを楽しむことができます。
はちみつ×〇〇レシピ
はちみつ×バター
はちみつと合わせたい定番お供はやっぱり、バター。トーストに軽く切れ目を入れてじゅわっとバターをしみ込ませたうえから黄金のはちみつをたらして食べるとたまらなく美味しいですよね。
はちみつ×クリームチーズ
クリームチーズの酸味とさわやかな甘さのはちみつを選べば相性バッチリのトーストが出来上がりです。クリームチーズをプラスすることによって甘ったるさが緩和され、すっきりと最後まで美味しくいただくことができます。
はちみつ×ベーコン×チーズorマヨ
クワトロチーズピザにはちみつをかけるように、しょっぱいものにプラスしてあま~いはちみつを合わせることであまじょっぱくて何枚でもループできそうですね。
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まとめ
パンのお供の必需品のはちみつ。一口にはちみつと言っても、とれる花の種類によって味わいや見た目も花の種類だけ異なります。
また、加工の仕方の違いから3つの分類にもわけられるため、どれを選んでよいかわからないという方は栄養価が高く美味しい「純粋はちみつ」を選んでみると間違いないでしょう。