トーストや洋食、お菓子など意外と万能なマーガリン。バターよりも安価で手に入りやすくどの家庭にでも常備しているのではないでしょうか。
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今回は、「マーガリン」という名前自体についての
- 名前の歴史や由来
- マーガリンって何語なの?
といった点について詳しくご紹介していきたいと思います。
マーガリンの歴史
マーガリンと切っても切り離せない存在が「バター」。バターの歴史は古く、年代は明確ではありませんが紀元前3500年頃が発祥とされています。
一方、マーガリンは1869年にフランスで誕生し、隣国との戦争の際バターが手に入りづらくなり、ある科学者が牛乳と牛脂を混ぜて冷やし固めたものを考案したのがマーガリンの始まりと言われています。
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「マーガリン」という名前の由来について
普段、気にしたこともない「マーガリン」という名前。
マーガリンを英語で書くと「margarine」というのですが、この名前の由来はギリシャ語で真珠をあらわす「margarite」から来たことばです。
製造途中でできる脂の粒子が美しい真珠の粒のように見えたことからこの名前がついたそうです。
日本マーガリン工業会より
マーガリンの名前の由来は、製造工程でできる脂の粒子からきているそうです。イメージとは違いましたが、製造過程で真珠のような粒子ができるなんて、ロマンチックにも思えてしまいますね。
ポイント
ちなみに「バター」の名前の由来は、バターの語源はラテン語の「butyrum」から来ており、牛のチーズを意味するギリシャ語の「boutyron」が由来となっています。
マーガリンの製造工程
マーガリンは食用の油脂に食塩や水、乳脂肪分、ビタミンなどを加えることで乳化し冷やし固めることでできあがります。
まとめ
マーガリンの名前の由来は、製造工程にできる脂の粒子からきているもので、マーガリン発祥の地であるフランス語の語源ともいわれているラテン語で「真珠」を指します。
普段、なにげなく「マーガリン」と呼んでいますが、製造過程にできる美しい粒子を「真珠」に見立て、そのまま名前にしてしまう、なんとも素敵な名前の由来でした。