「グラスフェッドバター」というパンのお供をご存じでしょうか?名前から「バター」かな?ということは分かりますが、普通のバターとはどういった違いがあるのでしょうか。
本記事では、名前は聞いたことがあるけどよく分からないという方へ、「グラスフェッドバター」とはどういったものなのか、詳しくご紹介していきます。
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グラスフェッドバターとは
「グラスフェッドバター」とは、牧草のみを食べて育った牛からとれるミルクで作られたバターのことを言います。
英語で「グラス」=草、「フェッド」=えさ(飼料)といった意味があるので、その名称にも納得ですね。
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グラスフェッドバターの特徴
では、牧草だけで育った牛のミルクで作られる「グラスフェッドバター」には、普通のバターとはどのような違いや特徴があるのでしょうか。
栄養価が高い
普通のバターが穀物などを含んだえさで育てた牛のミルクから作るのに対し、グラスフェッドバターとなるミルクを作る牛は、牧草のみを食べて育つのでとても栄養価が高いバターが作られるのが特徴です。
また、普通のバターに含まれる「飽和脂肪酸」は含まれる量が多いと健康面に悪影響を及ぼす悪玉コレステロールの原因となります。それに比べグラスフェッドバターには「不飽和脂肪酸」が多く含まれており、健康にいいとされています。
濃厚で芳醇な味わい
普通のバターより、濃厚な味わいと芳醇な香りがあるのがグラスフェッドバターの特徴です。コーヒーに入れてバターコーヒーにしてもマイルドな味わいになります
食感がやわらかい
穀物飼料を食べて育った牛のミルクで作られるバターに比べ、グラスフェッドバターは融点が低く、食感が一般のバターよりもやわらかいというのが特徴です。
黄みがかった色味
グラスフェッドバターは、一般に発売されているバターと比べ、βカロテンを含む草の成分がそのままバターにもうつるため、少し黄みがかった色味になります。
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グラスフェッドバターの価格帯って?
健康面や味わいで一般的なバターに比べ、良い面が多いとされているグラスフェッドバターですが、そのこだわりの製造方法から、コストがかかってしまうため、その分販売価格にも影響し割高になってきます。
健康面に不安のある方や、より濃厚な味わいを求めている方にはグラスフェッドバターを使ってみるのが良いかもしれませんね。
まとめ
「グラスフェッドバター」は、健康面にも味わいにも良い点があります。その理由として、牧草のみで育った牛のミルクから作られたバターのため、環境の整備にも手間やコストがかかるため、価格が通常のバターよりも割高になります。
日常的に使うバターとして使用するには、少し高級かもしれませんが、健康面に不安のある方やちょっと贅沢な気分を味わいたい時にグラスフェッドバターを使ってみるのはいかがでしょうか。