洋食やお菓子作りの際には欠かせないバター。でも、冷蔵庫から取り出したバターはとても固く使いづらいですよね?
- どのくらいの時間かければいいの?
- 手早く室温に戻して使いたい!
といった疑問を解決する方法をご紹介していきます。
バターを室温(常温)に戻すってどういうこと?
よくレシピなどで、「バターを室温(常温)に戻す」と書いてありますが、どのような状態で、どのような方法で戻すのが良いのでしょうか?
バターを室温(常温)に戻す理由
バターの保存方法は、開封前後ともに冷蔵が必須です。そのため、冷蔵庫から取り出してすぐの状態では、お料理や、特にお菓子作りでは混ぜる際には固いため、とても時間がかかってしまいます。
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そのため、混ぜやすいようにするために室温(常温)に戻しておく必要があります。室温(常温)に戻した状態とは、溶けてはいないが混ぜ合わせやすい柔らかさのものを指しています。
指や調理器具で押して、軽くへこみがつく程度が目安です。
バターを室温(常温)に戻す基本的な方法
では、実際にバターを戻すにはどのような方法で戻したら良いのでしょうか?
言葉の通り、バターを保存していた冷蔵庫から取り出し室内で柔らかくなるようにする必要があります。
- バターを冷蔵庫から取り出しボウルやお皿にうつす
- ふんわりとラップをかける
- 30分~1時間、(冬場は数時間)室内に置いておく
手順はいたってシンプルですが、このひと手間でお料理やお菓子作りがぐっとはかどります。
バターをスライスして置いておけば、若干ですが柔らかくなる時間を短縮することができます。
バターを早く室温(常温)に戻す方法
バターを室温(常温)に戻したいけど、できるだけ早く戻したい!という方におすすめの方法をご紹介します。
電子レンジを使う
- 耐熱容器にバターを入れる
- 5秒~10秒ずつできるだけW(ワット)数の低いものであたためる
- 様子を見て固いようなら+5秒ずつあたためる
この時、一度に長い秒数であたためを行うと、一瞬で溶かしバターになってしまうため必ず5秒~10秒程度の短い時間に区切ってあたためを行いましょう。
湯せんして柔らかくする
- 耐熱容器にバターを入れる
- あたためたお湯の上に容器を置き、混ぜて柔らかくしていく
この時、湯せんする温度はなるべく低めの温度に設定しましょう。ゆるま湯よりは高めの温度にすると、溶かしバターになることもありません。
電子レンジであたためを行うと、気づくと溶けていた!という経験をした方も多いはず。かくいう私もその1人です。。。
湯せんなら、少し手間はかかりますが自分の匙加減で柔らかさを見極めることができるのでなかなか失敗はしません。
電子レンジや湯せんをするメリット・デメリット
メリット
メリットはもちろん、柔らかくなる時間を短縮できることです。レシピを見てはっと気づいた時に、これから何時間も待たなければいけないという思いもしません。
デメリット
電子レンジや湯せんでバターを柔らかくすると、全体的に均一に柔らかくすることが難しいため、ムラが生じることがあります。
そのため、他の材料と混ぜ合わせる際に、自然に室温に戻す方法をとった時よりも混ざりにくい場合があります。
できるだけ、時間のある時は自然に室温に戻すようにしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。「室温(常温)に戻す」というのはお料理やお菓子作りにとって欠かせない工程です。
電子レンジや湯せんを使って、手早く室温に戻すこともできますが、ムラができる場合もありますので、極力時間のある時は室温に置いて自然に柔らかくなるのを待ちましょう!