トーストやお菓子作りに欠かせないバター。マーガリンよりも風味豊かで、ご家庭の冷蔵庫には必ずあるといっても良いかもしれませんね。
そんなバターがなぜか臭い!!という経験をしたことはありませんか?
- バターが臭い理由
- 腐ったバターの見極め方
- バターの賞味期限ってどのくらい?
といった疑問にお応えすべく、臭いと感じたバターの謎にせまっていきたいと思います。
バターの開封前後の賞味期限について
そもそも、バターの賞味期限をご存じでしょうか?賞味期限は、開封前と後で大きく変わってくるので注意しましょう。
ポイント
- 開封前の賞味期限:「2か月~6か月」程度
- 開封前の賞味期限:「約2週間」程度
開封後のバターは開封前のバターより賞味期限がぐっと短いですが、あくまでおいしく食べきれる賞味期限の目安になっています。
開封後のバターは、表面が酸化して黄色くなり、風味も開封前のものよりは落ちるため比較的短めの賞味期限で設定されているようです。
関連記事開封後のバターはどれくらいもつ?賞味期限と正しい保存方法
バターが臭い!と感じたら
冷蔵庫を開けて、バターを取り出した時に「なんか匂う」と感じたことはありませんか?
これって使っても大丈夫なのかわからないと心配になることもありますよね。
石油のような匂いを感じたら、バターが腐っているサインだそう。
とにかく、鼻をつくような嫌な臭いがしたらバターが腐っている、腐りかけているサインなので料理などには使わないようにしましょう。
臭いと感じたバターを使うとどうなるのか
長い間放置され、酸化してしまったバターは体にも当然良いものではなく、悪玉コレステロールの原因にもなるとされています。
少しでも臭い!と感じたらバターの使用は控えましょう。
ちなみに
「バタ臭い」という言葉がありますが、この語源も「バター」です。西洋の食文化に欠かせないバターを取り入れ始めた頃は、バターの匂いが強いことから、西洋風であることと、~のような様子という意味の「くさい」から最初はあまり良い意味では使われていなかったようです。
腐ったバターを見分ける方法
先にお伝えしたように、バターが腐っているかどうかは匂いとあともう1つの要因から見極めることができます。
ポイント
- 匂い
- 見た目
見た目からもバターが腐っているかどうかが分かります!
明らかに目でみてわかるくらいに白っぽくなっていたり、表面にカビのようなものがついていたら、劣化が進み痛んでいることが多いです。
カビだと目で見てもわかりやすいですが、白っぽいかどうかは少し気をはらないと見通してしまいそうですね。
長い間使っていなかったなというバターは、賞味期限と見た目・匂いを必ずチェックしてから使うようにしましょう。
バターの正しい保存方法
では、意外と賞味期限が短いバターはどのように保存するのが適切なのでしょうか?
一度開封してしまったバターは酸化が進んでしまいます。
塊で小分けになっていないものであれば、ご家庭にあるラップかアルミホイルでくるんで冷蔵庫保存しましょう。もちろん、専用のバターケースに入れるというのも手です。
とにかく、空気が入らないよう密閉することが大事になってきます。
冷凍保存はできる?
あまりイメージにないかもしれませんが、実はバターも冷凍保存は可能です。
塊で保存するのではなく、使いやすいように小分けにしてラップやアルミホイルにくるんで冷凍しましょう。
ポイント
- 開封前:約1年
- 開封後:2週間程度
解凍時には、常温で戻すと早いのでは?と思いがちですが、急激にあたためてしまうと風味が損なわれるので、冷凍庫→冷蔵庫→常温といったかたちで、段階をふんでまずは冷蔵で解凍するようにしましょう。
冷凍だと無期限で日持ちしそうですが、冷蔵と同じ2週間程度で使いきるのが目安です。
まとめ
バターが臭い!と感じたら、それは腐っているというサインの可能性が高いです。おいしく食べられる賞味期限は開封後であれば約2週間です。
賞味期限が残っていたとしても、冷蔵庫の環境によっては劣化のスピードが速くなることもあるため、心配な場合は、見た目と匂いに問題がないか確認してから使うようにしましょう。