ジャムを一度に使い切ってしまう人以外、使うのを忘れてしまい長い間冷蔵庫に眠ってしまっているという方も多いのではないでしょうか?
今回は、ジャムの開封前後の賞味期限の比較と正しい保存方法をご紹介していきます。うっかり賞味期限が切れてしまった!という時にももってこいのジャムの使い道もあわせてご紹介します。
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ジャムの賞味期限ってどのくらい?
そもそもジャムの賞味期限はどのくらいなのでしょうか?開封前と後で以下で詳しくご紹介していきます。
開封前
開封前のものであれば、約1年ほどの賞味期限とされており、糖度の高いもの(65度以上)は保存性が高いため2年近く持つとされています。
開封後
開封後のジャムも、不思議と長期保存が効くイメージがあるかもしれませんが、いったん封をあけたジャムであれば冷蔵でも2週間程度で食べきることを目安とされています。
- 糖度50%以上:2週間
- 糖度50%以下:1週間~10日
時間が経つと色や味がおちてくることがあるので開封済みのものは早めに食べきりましょう。また、湿度の高い梅雨の時期などにはジャムが傷みやすくなるため、カビが生えることもあります。
カビの生えたジャムは表面や瓶の口あたりに白や緑色のふわふわとしたカビがみられ、取り除いても菌がジャムの中までいきわたっている可能性が高いのでカビの生えたジャムは食べないようにしましょう。
ジャムの正しい保存方法
開封前
開封前のジャムであれば、常温での保存が可能です。スーパーなどでもジャムが並んでいるのは、冷蔵ではなく常温のお菓子作り用品のコーナーに置いてあることからも一目瞭然です。
開封後
開封後でも、開封前と同じように常温で保存が効くイメージがありますが、一度開けてしまったジャムは必ず冷蔵庫で保存しましょう。理由としては、開封後のジャムの瓶には空気が入ってしまうため、湿気の多い場所にさらされると、カビが生え、雑菌が繁殖してしまう可能性があるからです。
賞味期限切れのジャムの使い道
開封前
開封前であれば、大幅に賞味期限を過ぎていない限り、賞味期限がきれていないものとそこまで大差ないことが多いため、通常の使い方が可能です。
ただし、使う前に中身を確認して匂いや粘度に異常がないかをよく調べましょう。
開封後
開封後のジャムの賞味期限が切れていた場合、そのままの使い方としてパンに塗ったりするのではなく、料理の味つけの調味料として使うのがおすすめです。
開封済みのお酒などを長期間保管していると、香りや味が落ちるため料理酒として使う時のイメージと近いかもしれませんね。
まとめ
ジャムの賞味期限や正しい保存方法は、開封前後によって変わってくることが分かりました。一度開封すると、次に使うまで期間が空いてしまう場合もあると思いますので、必ず正しい方法で保存しましょう。
大量に余ってしまった場合、どうしても使いたいという場合は調味料としてジャムを使うようにしましょう。